【邦題】 ラブ・イズ・マネー
【製作】 2001年 香港
【監督】 バリー・ウォン
【出演】 トニー・レオン スー・チー ラム・カートン テレサ・マク ウォン・ヤッフェイ
【あらすじ】
トニー・レオン演じる企業家リチャードはタイムなどの表紙を飾るほどの資産家なれど、とにかくケチ。携帯は皆が持ってるから借りればいいといまだにポケベルを使い、幼なじみの友人が法律顧問を務めているが、その賃金すら、すきあらば値切ろうとするほど。出ていった元恋人の嫌がらせで所持していたクレジットカードすべてに盗難届けが出され、持ち金に窮していた彼とたまたま知り合ったスー・チー演じるOLチョイ。田舎の村長の父(「少林サッカー」のウォン・ヤッフェイ)が無理矢理、婚約者に決めた男にいつもつきまとわれており、追い払うべく、金に困ったジゴロと思い込んだまま、リチャードを雇って恋人役に仕立てあげる。財産目当ての女性にはうんざりのリチャードは、自分の正体を明かさぬまま、彼女の恋人偽装工作につきあう。次第にひかれあう二人だが…。
トニー・レオンのイメージが広がった作品です。私が香港映画にはまったのはそう、トニー・レオンがきっかけです。それまでトニーのイメージはウォン・カーワイの作品、もしくはインファナル・アフェア、そして傷だらけの男たち、ラスト・コーションなど、わりと大人なそして男っぽいイメージでした。で、かたっぱしからトニーの作品をみようってことでこの映画をみたら度肝ぬかれましたね。
まずオープニングでポップなまるもじの広東語が書かれていて、よくわかんないポップでファンシーな音楽が流れてるんです。なんじゃこりゃ?!と。
が、しかし、面白かったです。
主人公・トニー演じるリチャード・マー。実業家でめちゃめちゃ金持ちなのにありえないくらいどケチ。携帯はもたないわ、人件費はけちるわ、あげく彼女を怒らせてカードが使えなくなってしまう残念な男。いままでの女性はすべて自分の金目当てだったからそうじゃない女性を求めているわけ。そこにスー・チー演じるOLチョイと出会うわけ。彼女がしつこい男を追い払うために、金なしな男と勘違いしたリチャード・マーにお金払って彼氏の役を頼んでそこからふたりの物語が始まりますと。
とことんケチなリチャードとチョイのやりとり、あとリチャードの友人とチョイの友人とのからみもかなり面白い。チョイの友達、かなりぶっ飛んでていいですね。
ありえないほどケチ、でも実は金持ち、そんな男と普通のOLとの現代版シンデレラストーリーですよ。ステキです。すっごいケチだったのに、彼女のことを好きになって彼女のためならいくらでも金を使うんです。遊園地をつくったり、CM買い取って告白したり、挙句の果て飛行船チャーターですよ。もう発想がおかしい。
顔もよくってケチだったけど自分には金を惜しまず使ってくれて資産額が半端ナイ。夢のようです。
チョイが貧乏な彼を好きになってでも実は金持ちだって知るときがあるんだけど、まーたしかにだましてたことはいけないこと。そりゃ怒る気持ちもわかります。けど、ちゃーんと謝ってしかも実はケタはずれな金持ちだったらそこまで怒ることないよね。むしろこちらこそすいませんって謝っちゃうよ。
はい、パンピーなんで。。。とにかく面白い映画でした。
このトニーの友人役のラム・カートンって役者、なにげにいろいろ出てんだよね。
ちょいちょい観るわ。こういうラブコメからマフィアものまで幅広いです。インファナルでもかなり重要な役ででてたしね。
そういえば、普通の男性の役のトニーはこの映画ではじめてみました。コメディもいいですね。演技派な彼はどんな役もこなしてしまうんですね。新鮮でした。そしてやっぱりかっこいいです。(※結局そこ)すっごいさわやかなんだけどね。
無邪気なトニー!か、かわいい!
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