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2011/07/12

Secret Reunion

原題:의형제
邦題:義兄弟 SECRET REUNION
監督:チャン・フン
脚本:キム・ジュホ 、 チェ・クァンヨン 、 チャン・フン
出演者:ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、チョン・グクァン、パク・ヒョックォン、チェ・ジョンウ
あらすじ:
国家情報員のイ・ハンギュ(ソン・ガンホ)は、ソウル市内の団地で起きた北朝鮮工作員との銃撃戦の折、多くの死傷者と工作員を取り逃がした責任を問われ組織をクビとなる。6年後。彼は、逃げた妻や外国人花嫁などを捜す探偵まがいの稼業で糊口を凌いでいた。そんなある日、ハンギュは銃撃事件の現場から逃走した北朝鮮工作員のソン・ジウォン(カン・ドンウォン)に偶然出くわす。ジウォンはパク・ギジュンという偽名を使い、潜伏生活を続けていたのだった。ハンギュの熱心な誘いで一緒に働くようになった二人は、それぞれの目的を胸の内に秘めながらも、寝食を共にするうちに次第に心を通わせていく。だが、それでも対立する立場にある二人はお互いの動向を探り続けていた。その頃、彼らの運命を左右する暗殺者が再び北からやって来る……。


カン・ドンウォン、超イケメン!!!!!
というくらいドンちゃんイケメンでした。彼のお顔はもはや芸術。。。
彼の役の設定は北朝鮮の工作員のため、野暮ったい服を着せられているのですが、、、元モデルのどんちゃん、なに着ても歩く姿はもはやランウェイ。
除隊後が楽しみです。

感想ですがそこそこです。
もう少し2人の感情というか、心情を出してもよかったんじゃないかな~とも思いましたが。
北朝鮮と韓国の話なので「シュリ」のようなイメージをしていたのですが、実際みてみるとそうではありません。もっと“ドラマ”が強い。サスペンスやアクションよりも“ヒューマンドラマ”。
が、しかし「映画は映画だ」の監督の作品なので、スピード感・物語のテンポはさすが。飽きることなく観ることができました。
主人公2人は北と南で立場が違えど、共に家族を犠牲にしており、そんな2人が思わぬ共同生活を始め、お互いを疑いながらも徐々に心が近づいていく様はとても心が温まります。
ソン・ガンホはほんとにいい役者。シリアスなところに彼特有の笑いがちりばめられ、緊張感のなかにホッとする場面が多くあります。カン・ドンウォンもイケメンってだけでなく、表情がすごくいい!時に見せる困った顔にはもうドキュンです。

ずっと観たかった映画なのでそれなりに満足です。





どんなにダサい服を着せてもランウェイになってしまうカン・ドンウォン


2010/11/10

Sympathy for Mr.Vengeance

【邦題】 復讐者に憐れみを
【原題】 복수는 나의 것
【監督】 パク・チャヌク
【出演】 シン・ハギュン 、 ソン・ガンホ 、 ペ・ドゥナ
【あらすじ】
先天性の聴覚障害を持つリュウは、重い病に倒れた姉を献身的に看病していた。両親亡きあと自分の面倒を見てくれた姉を救うため、自ら片方の腎臓を提供しようと決意するリュウ。しかし、検査の結果はあっさり不適合。おまけに、看病のため欠勤が続き工場を解雇されてしまう。仕方なく臓器売買の闇取引に望みを託すが、反対に自分の腎臓の片方と虎の子の退職金を騙し取られてしまう。そんな時、病院から移植ドナーが現われたと知らされ、呆然とするリュウ。彼の唯一の理解者で学生運動かぶれの女ユンミは、金持ちの子供を誘拐すればいいと、抵抗感を示すリュウを強引に説得する。べつに子供に危害を加えるわけでもないと納得し、リュウはついに自分をクビにした工場の社長ドンジンの幼い娘を誘拐するのだが…。

やっぱり救われない・・・。
さすがパク・チャヌク監督。ただただ落ちていくだけ。
「復讐が復讐を呼ぶ」がテーマ。
この救われなさをNOとするかYESとするかで見る側の感想が分かれます。
私はYES派です。
確かに主人公2人に感情移入も出来ないし、後味も悪くスッキリしない。

アジア独特のジメっとした空気の中、淡々と残酷な復讐が始まる。
『オールド・ボーイ』や『クムジャさん』に比べるとエンターテイメント性は低く、派手は演出はないけどそこがまた怖い。2つの作品とは違った怖さ。なんというか、、リアル。

腎臓の病に苦しむ姉のために非合法な臓器売買組織に自分の腎臓を売却するが、詐欺にあって全財産をとられてしまい、復讐に走るシン・ハギュン演じる聾唖者リュ。
リュに娘を誘拐され殺されてしまい、娘の復讐をするソン・ガンホ演じるドンジン。
リュが殺すつもりのなかった誘拐したドンジンの娘を誤って殺してしまったことからもう大変。負の連鎖。テーマ通り復讐が復讐を呼び、“痛さ”と“辛さと“悲しみ”のオンパレード。また描写がひどい・・・。これぞアジア。アキレス腱切ったり、電気椅子でショックさせたりと残酷です。
※電気椅子でのペ・ドゥナちゃんの演技はすごかったですね~。

ただね、復讐してもなにも帰ってこないしなにも得られないんですよね。。。
そんなことを思いました。

それにしてもこのソン・ガンホ、シン・ハギュン、ペ・ドゥナの演技力はすごいです。
わっかいな~。

2010/04/13

Thirst

【原題】 Bak-Jwi 박쥐
【邦題】 渇き
【監督】 パク・チャヌク
【製作】 アン・スヒョン、パク・チャヌク
【脚本】 チョン・ソギョン、パク・チャヌク
【撮影】 チョン・ジョンフン
【音楽】 チョ・ヨンウク
【製作国】 2009年韓国・アメリカ合作映画
【出演者】 ソン・ガンホ、キム・オクビン、シン・ハギュン、キム・ヘスク
【あらすじ】
致死率100%の猛威を振るう謎のウイルスのワクチンを開発するため、自死を覚悟で人体実験に志願した神父のサンヒョン(ソン・ガンホ)は、輸血されてしまった正体不明の血液によって、一命を取り留める。奇蹟の生還を讃えられたサンヒョンは、ある日、幼馴染のガンウ(シン・ハギュン)の妻、テジュ(キム・オクビン)とめぐり合う。テジュのあどけなさの中に潜む不思議な色香は、自らを律するサンヒョンの心をかき乱し、夫との抑圧された日常から逃れたいテジュもまた、猛烈なまでにサンヒョンに惹かれていた。しかし、サンヒョンは、体内に潜むある異変に気づき始めていた。ある夜ついに、サンヒョンとテジュは、欲望を抑えきれず、唇を貪るように求め合い、二人はかつて体験したことのない快楽に身を焦がしていく。そして遂には、ガンウの殺害を企てるのだった。

さすがパク・チャヌク監督!さすがソン・ガンホ!面白かったですよ!!
パク・チャヌクという監督は真正面から人間というものを表現しますね。恐ろしいくらいに・・・。
残酷さと滑稽さ、美しさと醜さ、愛と裏切り、偽りと真実、、、人間の奥底の部分を嫌というくらいに映し出します。けどそこにパク・チャヌク監督のシュールな笑いがところどころにあるから重くなりすぎない。うまいですね。
題材がなんてったってヴァンパイヤですよ。なのでホラー要素やファンタジー要素が強いのかなとおもっていましたが、いやいやぜんぜんそんなもんじゃすまされませんよ。
よくある韓国ドラマのドロドロな内容でもあるんですよ。幼馴染の妻をすきになってしまい、その妻と旦那殺害を企てる。チープといえばチープなんですが、そうならないのがこの監督のすごさ。
人体実験により吸血鬼になってしまったソン・ガンホ演じるサンヒョンと夫や家族からの生活に嫌気がさしているキム・オクビン演じるテジュ。血のへの欲望とテジュへの欲望、二つの欲望に思い悩む男の姿と、顛末を描いているんです。

そして映像もいいですね、やっぱり。吸血鬼ということで血がドバーっとでてきたり、ソン・ガンホの顔に水泡がボコボコでてくるところとかはかなりエグイのですが、美しいと感じる映像もかなりあります。それはただきれいなのではなく、残酷なまでに美しいんです。それはこの監督のすごいところですね。クムジャさんのときもオールドボーイのときも思いました。美術センスが独特。これはアジアならではのセンス。どこか陰湿で暗くてでも計算された色調のとれた部屋のインテリア。こういうのがいいんですよね、アジア映画って。

この映画はやはり出演者がいい!ソン・ガンホ、シン・ハギュンとパク・チャヌク作品にはかかせない実力派の2人。ソン・ガンホ、この映画のために10kg減量したみたいですね。たしかに以前のまったく違う。「グッド・バッド・ウィアード」ではこんなスリムではなかったですよ。
ほんと彼の演技には引き込まれます。韓国映画には欠かせない人ですね。

シン・ハギュンも今回はかなりトリッキーな役を演じてましたね。いい。彼はいい!黙ってればわりとイケメンなのにどうも彼の演技力がそうさせてしまうのか、どこか癖のある役を演じることが多いですね。そしてキム・オクビンですよ。めちゃめちゃ美人ってわけではないのですがなんなんですか?この色気。小悪魔ですよ。どんどんと変貌していくさまがすごかったです。はじめは家族から苛まれおとなしくしていたテジュがサンヒョンとの出会いにより、そして吸血鬼になってしまったことで欲望のままに人を殺していく。でもどこか憎めないんですよ。うーん、、かわいい。そしてずるい。。。
ハノイの花嫁のときとは大違い!!今回は体もはってましたしね。
シン・ハギュンいいですね~
小悪魔・・・
残酷だけど美しい・・・
「ハノイの花嫁」のときとは大違い
あれ?ソン・ガンホ、かっこいいじゃないですか?!

2010/02/15

The Good, the Bad, the Weird

【原題】 The Good, the Bad, the Weird
【邦題】 グッド・バッド・ウィアード
【監督】 キム・ジウン
【製作】 チェ・ジェウォン、キム・ジウン
【製作総指揮】 ミッキー・リー
【脚本】 キム・ジウン、キム・ミンスク
【撮影】 イ・モゲ
【美術】 チョ・ファソン
【編集】 ナ・ギュン
【音楽】 タルバラン、チャン・ヨンギュ
【製作国】 2008年韓国映画
【出演者】 ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソン
【あらすじ】
さまざまな民族・人種が入り乱れ複雑に変化する混沌とした時代。とある広大な荒野を疾走する大陸横断列車が三人の男に襲われた。三人の目的は、日本軍が残した「宝の地図」。三人はお互いの正体を知らないまま、この一枚の宝の地図をめぐって、壮大な争奪戦を繰り広げる。金の為なら手段を選ばない”賞金ハンター”のパク・ドウォン【グッド】、プライドが高くて常に一番でないと気が済まない”ギャングのボス”のパク・チャンイ【バッド】、雑草のような生命力を持った”間抜けなコソ泥”のユン・テグ【ウィアード】。その三人が、地図を追い求め大陸を駆け巡る……。さらに、宝の地図を巡って日本軍まで加わり争奪戦が激化することに。果たして宝物の正体とは?地図を奪ってすべてを手にするのは誰なのか!

豪華なメンツですね。ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソン。四天王が揃っているわけではありませんが(四天王ではウォンビンしか興味ないので)、ウソン氏にソン・ガンホ!大好きな俳優さんですよ。この映画を知ったのがちょうど韓国映画に興味を持ち始めたころ。友人とウソン氏の「きみに微笑む雨」を見に行ったときに知り、しかもその前日までの上映というまたもや一歩遅かったという残念な結果。待ちに待ったDVDレンタル。TSUTAYA DISCASでソッコー予約。んで、届きましたよ観ましたよ。ま、正直ストーリーがめちゃめちゃ面白かったかといわれたら別にという感じ。一枚の地図をめぐって【いい奴】チョン・ウソン、【悪い奴】イ・ビョンホン、【ヘンな奴】ソン・ガンホが繰り広げる韓国版西部劇。時代背景も日本が朝鮮を統治する時代、場所も満州とかなのですべてが入り混じってるわけですよ。古い中国の街中で韓国語が飛び交い、日本軍までもがでてくる。もうお祭り騒ぎ。ストーリーよりも魅せる映画ですね、これは。なんの気負いもせず気楽にみられる娯楽映画。映像もきれいだし、ソン・ガンホはいい味だしてるし、イ・ビョンホンはブラックジャックみたいだし、おまけに脱いでいい身体を相変わらずみせてるし、チョン・ウソンは文句なしにかっこいいしで観て損は無いですよ。
この映画はたぶんウソン氏をどれだけかっこよく見せるかがテーマだったんじゃないかってくらいウソン氏がかっこいいです。彼はすごいイケメンってわけでなく、男くさい大人の雰囲気系だと思うんですよ。もちろんお顔も整っておられますよ。あの荒野の中、ウエスタンハットをかぶり馬に乗り、銃を撃ちまくる姿はもう大変。町でのアクションシーンでロープにつかまり銃を撃つシーンがあるんですが、もうさすがの一言。彼は今回この映画で一度もスタントを使わずすべて自分で演じたそうです。手首を骨折してしまったらしいですが。
ビョンホン氏も悪い奴を上手く演じてましたよ。ちょいと「アイカムウイズザレイン」とかぶる感じでもあったけど。彼の目の表情もすごいですね。迫力あります。
そしてソン・ガンホ。いやー、いい役者ですよね。大好きです。笑いもシリアスもどちらもいける役者さん。彼が走る姿はかなり面白い!うまいな~、笑いのつぼをしってますね。

今韓国ではこのソン・ガンホとカン・ドンウォンの「義兄弟」が上映中。すごいみたい・・・。日本でぜひ上映していただきたい!
 ウソン氏がどれだけかっこいいかがわかります。

2009/12/24

MEMORIES OF MURDER

【製作年】 2003年
【製作国】 韓国
【原題】 MEMORIES OF MURDER
【邦題】 殺人の追憶
【監督】 ポン・ジュノ
【プロデューサー】 チャ・スンジェ ノ・ジョンユン
【脚本】 ポン・ジュノ シム・ソンボ
【撮影】 キム・ヒョング
【音楽】 岩代太郎
【出演】 ソン・ガンホ キム・サンギョン パク・ヘイル キム・レハ  ソン・ジェホ ピョン・ヒボン
【あらすじ】
1986年、ソウル近郊の農村で若い女性の裸死体が発見された。
無惨にも手足を拘束のうえ強姦されており、その後も同じ手口の連続殺人事件が相次いで発生。現地には特別捜査本部が設置され、地元の刑事パク・トゥマン(ソン・ガンホ)とソウル市警から派遣されたソ・テユン(キム・サンギョン)は、この難事件に挑む。性格も捜査方法も異なる二人は対立を続け何度も失敗を重ねながら、ついに有力な容疑者を捕らえるのだが…。

天才ですね、ポン・ジュノという監督は。
一見美しい田舎の風景、子供が無邪気に遊んでいるその先には赤い服を着た殺された女性の死体、全体的にトーンを落とした映像、遺体の映像の後の焼肉店での生肉を焼く映像、閉鎖的な田舎の空気、寂しい歌謡曲の流れる雨の夜、白い煙を出す工場のタワー、田舎の刑事の古いやり方と都会の刑事のスマートな捜査、、、。それらの場面がこの映画により恐怖感と緊張感を与えています。
ソン・ガンホ演じる刑事がかなりむちゃくちゃなやり方で犯人をでっち上げる。そこにシュールな笑いがはいっているんだけどそれがまた違った怖さがでている。自白させるために台詞を覚えさせたり暴行をくわえるんだけど、なぜか容疑者はいつもブリーフ姿ですっとぼけてるし、犯人捕まえるときドロップキックをお見舞いしたり。。。
もうなにが怖くてどこが笑いの部分なのがわからなくなってくる。
まったくタイプの違った2人の刑事を中心に事件・犯人を追い詰めていっているようで実はどんどんこの事件においつめられていく様子がなんともいえない。もう手に汗握るってこういうこと?ですね。
冷静だった刑事が最後、雨の中感情をあらわにするシーンとかね、もうすごいんです。

この映画は80年代、軍事政権のなか実際おきた事件をもとに製作している映画。
犯人もいまだ捕まっていないみたいです。なのでこの映画のエンディングも賛否両論。
いやいや、あのエンディングだからこそいいんです。最後の最後まで恐怖感を与えております。
軍事政権下という特殊な時代の普遍的な日常、人間の醜さ、残酷さ等など、すべてがリアル。最後のソン・ガンホの表情がこの映画の全てを物語っているのでは?!

このソン・ガンホという役者はほんとにすごい!ぜんぜんかっこよくないのに(すみません)すごいひきこまれますね。参りました。あんな存在感がある役者はそういないと思いますね。私は韓国の役者があまり覚えられないんです。なぜって?顔がうすくて判別不可能だからです。はっきりとした顔がすきなんです。(顔ははっきりとしたイケメンはすぐに覚えます)でも彼はすぐインプットされました。彼の出演作品、どんどん観ていこうと思います。(いくつかみてるけど。そのレビューはまた今度)
あと、もう一人の刑事役のキム・サンギョン氏ですか?最初はぜんぜんかっこいいと思わなかったけどだんだんラストに近づくにつれてかっこよく見えてしまいました。
はー、それにしてもすごい映画でした。こういう作品は日本にはとれないだろうなぁ。。あんまりみたことないけど日本の刑事ものの映画ってやたら熱血だったり事件がお祭り騒ぎだったり、最後はめでたしめでたしのハッピーエンド。人間のリアルな感情が見えてこない。犯人だって刑事だって同じ人間。どっちも醜い部分というものはもっているはず。そういうことを韓国映画、香港映画ってわりとみせるんですよね。日本の場合は、犯人・事件の酷さ、そこばっかりなきがするんですよ。善と悪は誰もが持ってるんです。きれいごとばかりじゃつまらないですよ。

この映画、というかポン・ジュノについて朝まで語れそうです。「母なる証明」もそうだったけど、彼の作品はどの場面もみすごしたらダメですね。ポップコーンに気をとられていたらダメです。どの場面も大事でいつどこでつながるかわかりませんので。これ注意。そして見終わった後、論議をしたくなること間違いなし。

だんだん彼がかっこよく見えてきてしまいました・・・※ソン・ガンホじゃないよ