【製作国】 中国=日本=香港=韓国
【原題】 墨攻
【監督・脚本・プロデューサー】 ジェイコブ・チャン
【音楽】 川井憲次
【原作】 森秀樹
【出演】 アンディ・ラウ 、 アン・ソンギ 、 ワン・チーウェン 、 ファン・ビンビン 、 チェ・シウォン
【あらすじ】
周王朝が没落し洛邑に遷都した紀元前 770年以降,春秋五覇と呼ばれる列強が実権を握った.しかし紀元前 403年晋の臣下だった韓・魏・趙が独立し,秦・楚・斉・燕といった国々と覇を競うようになる.時代はこれら戦国七雄が群雄割拠する戦国時代に移る.そんな戦国時代半ばの紀元前 370年.戦国七雄にも名を連ねた大国・趙は人口約4千人あまりの梁を攻略する.暗愚なる国王・梁渓(ワン・チーウェン)はこれに驚き惑い,墨家集団に救いを求める.しかしやってきたのは革離(アンディ・ラウ)という一人の男だけ.そして革離の到着を待つようにして名将・巷淹中(アン・ソンギ)率いる10万の趙軍が梁に襲い掛かる.絶望した梁渓に対して革離は一ヶ月持ちこたえることの重要性を静かに説く.やがて革離は皇太子である梁適(チェ・シウォン)や,功将の娘・逸悦(ファン・ビンビン),平民出身の弓の名手・子団(ウー・チーロン)を始めとする梁人民の心を掴む.
「10万人の敵にたった一人で挑む。」
なーんてキャッチコピーだったので当時アンディ・ラウすらもそこまで認識していないワタクシでしたが借りてみた映画。
そうですね、そこまで壮大なスケールで迫力のある作品という感じではなかったけどなかなか見ごたえのある映画でした。趙が侵攻してきてそれをアンディ演じる墨攻・革離が応戦するために城壁を建造したり趙軍が攻めてくるシーンなどはなかなかよかった。少ない人数で力よりも頭脳を使い、民や兵士たちの信頼を集めて戦っていく。けどだんだんと梁王の嫉妬と不安を呼び起こす。再度 攻めてきた趙軍を革離は破るんだけど、梁王は革離に謀反の嫌疑をかけるわけ。
その結果城から彼を慕っていた民たちと革離は去り、戦いによって革離を慕っていた逸悦も亡くなり、墨家は始皇帝による秦の建国以降、断絶してしまうわけ。
なんとも終わり方が残念すぎて、後味が悪い。
逸悦の死にかたなんてひどいよ。捕らえられて舌を切られて話せなくさせられ、結果城内に大量の水が流れてきてしまいそこから逃げ出せず、声も出せないから革離もみつけられず助けられずに死んでしまうんですよ。。
すべてハッピー!なんてものでもないけどね。
ただ、
ひとは、戦っているときは、必死で相手を殺すことに精一杯で何も考える余地はない。
けれど戦いが終わったとき。
そのときなぜ人は相手を殺すのだろうか・・
という天才戦術家・革離の声が心に残りました。
というかこの「墨家」て実際に過去にいたんだよね?
すごいね、、なんかやっぱ昔の人の力というか知恵というかそういうものはほんとにすごいと思う。
なんか今は人の思いが入った命をかけたものっていうのは感じられない時代ですね。
そういう時代にこういう映画をみるっていうのは大事だと思いますよ。
アンディはとても男らしく演じていましたよ。彼は歳を重ねるごとにいい役者になりますね。味がでてきております。そしてアン・ソンギ。彼はこういう時代の役をよくやるんでしょうか?いやー、渋くてかっこいいですね。いつもいい役の彼しかみていなかったけど今回は敵役。そうだそうだ、思い出してきた。迫力ありました。
で、今回このファン・ビンビンという女優さんをはじめてみました。よくレコードチャイナでは名前と写真はみるんだけどね。きれいな女優さんでしたよ~。今回かなりつらい役だったと思います。水でおぼれちゃうからね。お疲れ様。
アン・ソンギだ!気づかなかった・・・もう一度みようかな
0 件のコメント:
コメントを投稿