【邦題】 ブレイキングニュース
【監督】 ジョニー・トー
【脚本】 チャン・ヒンカイ イップ・ティンシン
【撮影】 チェン・チュウキョン
【出演者】 ケリー・チャン、リッチー・レン、ニック・チョン、ラム・シュー、ユウ・ヨン、マギー・シュー
【あらすじ】
ある朝、香港の市街地で銀行強盗団と警察との壮絶な銃撃戦が発生。しかし激しい攻防の末に、CID(重犯罪特捜班)のチョン警部補は、ユアン率いる犯人グループを捕り逃してしまう。しかも偶然現場に居合わせたTV局のカメラによってその一部始終が報道されてしまう。警察への非難が高まる中、新任指揮官レベッカは失地回復のためメディアを逆利用する戦略に打って出る。それは、PTU(機動部隊)にワイヤレス・カメラを装備し、犯人逮捕の瞬間をTV中継するというものだった。一方、チョンたちに追い詰められた犯人グループはアパートの住人を人質にとって篭城を始めるのだが…。
ジョニー・トー監督の中でもあんまり黒くない映画ですね。
黒じゃない強盗団と男くさくない警察とのお話。はじめ見たときは「う~ん、物足りないなぁ」と感じた部分もあったんですが、なぜかもう一度みたくなってしまってみてみたら「あれ?面白い」ですよ。
多分、当時はまだ香港映画を見始めたばかりだったので出演者も正直ケリー・チャンくらいしかきちんと把握してなかったからですね。でもほら、1年頑張った成果ですよ。ほぼ全員わかりました。はい。
まず、リッチー・レン。「スナイパー」「エグザイル」でも思ったのですが、銃を持つ姿が様になります。彼は台湾出身なので徴兵にいってますからね。そこで受けた訓練の賜物でもあるそうです。強盗団の役ですが、やはりどこかいい人みたいな。
そしてニック・チョン。いいですね~、ほんと彼は。熱い役を演じさせたら一番なんじゃないでしょうか?!どこまでも熱く犯人を追いかける。一生懸命さがひしひしと伝わります。
んで、ラム・シュー。やっぱりですよ。やっぱジョニー・トー作品には彼がいないと。やっぱり食べてるし。今回はどうしょもない父親役。ほんとどうしょもない。
最後はケリー・チャン。いやー、美人!彼女は話し方も特徴あるから気の強い役が似合いますね。美人の中に育ちの良さと頭の良さがにじみ出てますよ。
こっそり、上司役にサイモン・ヤムだったり、偶然いた殺し屋にはあのレッドクリフのヨウ・ヨンとか出てますからね。
ストーリーもよかったですよ。今回は“現代”の事件ですね。香港警察の名誉挽回のために事件を実況中継し、事件をひとつのショーとしてみせます。テレビを通じて映し出された事件。ネットを利用し、犯人と警察のやりとりが行われます。そうなるとちょっとジョニー・トー作品にしちゃ、無機質な感じがしそうですが、人間に熱い男、ジョニー・トー。そんなことはありません。立てこもり、人質をとった家族と偶然居合わせた殺し屋たちと芽生えた奇妙な関係が生まれ、一緒に料理をして食事を囲むシーンはかなり印象的です。
あと、忘れてましたが冒頭の銃撃戦!6~7分くらいあると思うんですが、かなりかっこいいです。やっぱりスタイリッシュ!さすがジョニー・トー監督!
やっぱ香港映画にはこういうシーンが必要ですよね。
サイモン・ヤム、今回は警察官。ちょい役。
こんなシーンはなかったけど、、、ケリー・チャンはやっぱり美人。
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