2010/02/08

CHUNGKING EXPRESS

【原題】 重慶森林/CHUNGKING EXPRESS
【邦題】 恋する惑星
【製作総指揮】 チャン・イーチェン
【製作】 ジェフ・ラウ
【監督・脚本】 ウォン・カーウァイ
【撮影】 クリストファー・ドイル、アンドリュー・ラウ
【美術】 ウィリアム・チョン
【音楽】 フランキー・チャン、ローエル・A・ガルシア
【製作国】 1994年香港映画
【出演者】 トニー・レオン、フェイ・ウォン、ブリジット・リン、金城武、チャウ・カーリン
【あらすじ】
「雑踏ですれ違う見知らぬ人の中に、将来の恋人がいるかもしれない。」幻想的な音楽とクールなモノローグ。猥雑なエネルギーの充満する香港の雑踏を、一発の銃声が切り裂く。極彩色のネオンの中を疾走する金髪サングラスの女。57時間後、彼は被女に恋をする。
ここは香港スノッブの溜まり場、蘭桂坊(ランカイフォン)。ハンバーガー・ショップで働くちょっと変わった女の子フェイ。毎晩夜食を買いにくる警官663。彼にはスチュワーデスの恋人がいる。でもその恋も、目的地を見失って失速しはじめている。6時間後、彼女は彼に恋をする。

この映画をきっかけに香港映画のイメージが変わった人、多いんじゃないでしょうか?そして香港に行きたいと思った人、たくさんいるのでは?!
ちょうど私と同世代のオリーブ少女、渋谷系を通ってきた人は必ずこの映画はみてきたはず。もちろん私も友人もそのひとり。こんなにもスタイリッシュでポップな映画、衝撃をうけましたね。これ1994年制作。でも今みてもまったく古さを感じさせない。衣装をみるとそれなりですが。
ウォンカーワイの叙情的な台詞、ウィリアムチャンのポップな衣装そしてセンスのよい色彩、ドイルの独特な映像の長回しの映像。完璧。香港の街をあんなにもオシャレに映した映画はこれが始めてじゃないでしょうかね。
そしてウォンカーワイはほんとにロマンティストですね。女子にはグッときてしまう台詞が満載です。
「その時彼女との距離は0.1ミリ。57時間後、僕は彼女に恋をした。」
「その時ふたりの距離は0.1ミリ。6時間後、彼女は別の男に恋をした。」
ポケベルの伝言メモのパスワード「一万年愛す」
「この記憶の缶詰に期限がないといい あっても一万年ならいいが」
「失恋すると僕はジョギングする
体の水分を蒸発させ 涙が出ないようにするためだ」
「タオルが泣くのを見てうれしかった 本質は前と同じ多感なタオルだ」
「部屋が泣き出すと始末に終えない」
「永遠に醒めない夢もある」
「YOUR PLACE CANCELLED」(トニーが彼女から渡された手紙の文章)
等など。。。
どんだけだよウォンカーワイ!!もうやられました。

そしてこの映画、俳優人がいいですね。スター好きのウォンカーワイ。この映画でブレイクしたのは金城武とフェイウォン。トニーとブリジットリンは以前から有名でしたからね。
私もこの映画で金城武とフェイウォンを知りました。金城さまが「もっしもーし、当ててみな、ピンポ~ン!当ったり~!」って日本語で話した瞬間、「え、この人だれ?!」って驚きましたよ。
まだ若く初々しさがのこる金城さま、グレタガルボを髣髴させるブリジットリン。ベリーショートがめちゃめちゃキュートなフェイウォン。ブリーフがやはり似合うトニーレオン。最高です。
トニーはほんと若くてかわいい。そしてかっこいい。部屋でぬいぐるみに話しかけるシーンなんてもう大変です。
よくよくみるとこの映画のトニーとフェイの話はストーカーみたいなもの。やりすぎだろ!?って思いますがフェイが演じるとすべてがキュート。
音楽もいいですね。頭の中にカリフォルニアドリーミングが流れっぱなしになります。サントラほしいです。でも近くのBOOKOFFにないんです。

ちなみに私と友人はこの映画の舞台になった重慶マンション、ヒルサイドエスカレーター、midnightexpressがあった場所に行ってきましたよ。
 か・かわいい・・・!!

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