【邦題】 エレクション 死の報復
【監督】 ジョニー・トー
【製作】 デニス・ロー、ジョニー・トー
【脚本】 ヤウ・ナイホイ、イップ・ティンシン
【撮影監督】 チェン・チュウキョン
【音楽】 ロバート・エリス=ゲイガー
【オリジナルテーマ音楽】 ルオ・ダー
【出演者】 ルイス・クー、サイモン・ヤム、マーク・チェン、ニック・チョン、チョン・シウファイ、ラム・シュー、ラム・カートン、ウォン・ティンラム、ヨウ・ヨン、タム・ビンマン、アンディ・オン、パン・ユートン
【あらすじ】
2年前、冷酷で組織に忠実なロク(サイモン・ヤム)は、突破者のディー(レオン・カーファイ)と血で血を洗う権力争いの末、香港を牛耳る最大の黒社会、“和連勝会”の会長に地位を手に入れた。その任期も遂に終わりを迎え、次期会長選挙を前に不穏な空気が流れ始める。現在の会長でもあるロクは2年だけと云う会の任期は守ろうとはせず、長老達を尻目に会長選に出ようとする者を妨害し、丸め込んでは自身の再任を暗に要求するのであった。黒社会にいる事はビジネスだと割り切るジミー(ルイス・クー)を長老達は推すが、現会長で権力者のロクは地位に固執し、抗争になろうとも決して会長の椅子を手放そうとはしなかった。やがて組織の緊張は限界を超え、それは再び恐ろしい跡目争いに発展する・・・
これはまちにまった「エレクション」の続編。まちましたよ。いったいいつになったら日本にくるのかと。。香港では2006年の作品ですよ。遅いよ!!
今までみた黒社会映画で一番非情でした。
非情すぎる。。人間こんな非情なことが思いつくのだろうかと思うほど。
きっとここまで恐ろしく感じるのは私がぬるま湯のような安全な日本に住んでいるからなのでしょうね。いやー、怖い。怖すぎる香港黒社会!いままで日本のヤクザを題材にした映画、もちろん北野武映画もみてきました。韓国・香港の黒社会映画もいろいろみてきましたが、、、、一番これが恐ろしかったですね。でも作品としてももちろん面白いです。さすがジョニー・トー。。。お見事です。あなたほどこんなにも恐ろしいエンターテイメントを描く監督はいませんて。
激しい銃撃戦やアクションシーンはやはりありません。銃でバーンとかね。まだそのほうがいいですよ。いきなり包丁?鉈?みたいのもって真昼間に背後から首を切ったり、やはり包丁みたいなのもっておっかけたり足首切ったり・・・はたまた棺おけに閉じ込めたり、手足しばって袋にいれて海にドボンですよ。まだまだ非情なことがありましたがここではあえて書きません。ぜひごらんあれ。
はぁ、、恐ろしい。そんな出来事が普通に行なわれているんです。日常の出来事のように描かれてるんです。だから余計に怖い。。。
友人からの情報ですと、「エレクション」で描かれていることはかなりリアルなんだとか。ひょえ~!!
これは「エレクション」の2年後のお話。「エレクション」ではルイス・クーはそこまで目立ってなかったのですが今回はすごいですよ~。サイモン・ヤムをくってましたね。完全に狂ってます。堅気になりたいっていってるに人間のすることじゃないです。もうその発想が堅気じゃない。。。
ルイス・クー、「コネクティッド」でもそうでしたがどこか抜けてる役を演じることが多い彼。でも今回はまったく違います。役者ですね~。もう迫力が違う。でも色が黒すぎではないだろうかと。。
そしてやはりサイモン・ヤムもすごいです。存在感ありすぎ。さすが黒社会が似合う男です。彼の含み笑いはほんと恐ろしい。。
ニック・チョンもいい味だしてました。さくっと首切ってましたからね。
もちろんラム・シューもよかったですよ。見張りとかいって棺に人質と一緒に閉じ込められてましたよ。いい“抜け”の役です。でもよく考えたら見張りとかいって棺にいれるって普通じゃない。。。
今回はラム・カートンがよかったです。トラックがあいたときの彼の血まみれの姿はもう恐ろしすぎ。
あんな狭いところで殺し合いしてたんですか!!まさにDEAD OR ALIVE。
目的は違えどトップになるためにここまで血で血を洗う抗争が行なわれる香港黒社会。ジョニー・トー監督はインタビューで香港が中国に返還されたことにより変わっていく黒社会。そこを描いたとおっしゃっておりました。超リアル・・・。
よくジョニー・トーの映画にでてくるデブなおじいちゃんウォン・ティンラム、彼はバリー・ウォン監督の父みたいですね。
あと刑事役のヨウ・ヨン、どっかでみたな~と思ったらレッドクリフの劉備役の人ですね。彼よくジョニー・トー作品にでてますね。PTUとかブレイキングニュースとかね。
あと、香港版の予告をみると日本版になかった場面が・・・。
カットしないでくださいよ。。。気になります。
非情・・・
トラックが開いたらこれですよ・・・非情すぎる・・・
かっこいいなぁ。。
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