【邦題】 悪魔を見た
【原題】 악마를 보았다
【監督】 キム・ジウン
【撮影】 イ・モゲ
【キャスト】 イ・ビョンホン、チェ・ミンシク、オ・サナ、チョン・グクァン、チョン・ホジン
【あらすじ】
ある夜、雪の夜道で車がパンクし、レッカー車の到着を待っていた若い女性が、黄色いスクールバスに乗った男に連れ去られる。地元警察は大規模な捜索を開始。まもなく川底から切断された頭部を発見する。このバラバラ殺人事件の被害者は、引退した重犯罪課の刑事チャン(チョン・グックァン)の娘ジュヨン(オ・サナ)だった。一ヵ月前にジュヨンと婚約したばかりの国家情報院捜査官スヒョン(イ・ビョンホン)は、ジュヨンが事件に巻き込まれる直前まで携帯電話で会話を交わしており、彼女を救えなかった自分のふがいなさを何度も呪う。深い絶望感に苦しむ彼は、自力で犯人を追い詰めると決心。上司に休暇を申し出、チャンが元部下から入手した捜査資料を受け取り、捜査線上に浮上した4人の有力容疑者をひとりまたひとりと力ずくで締め上げる。保険外交員を装って残る容疑者ギョンチョル(チェ・ミンシク)の実家を訪ねたスヒョンは、ひとり息子から現在の住みかを聞き出すことに成功。ギョンチョルのねぐらで女性用の下着やバッグを発見し、この男こそが犯人だと確信する。ねぐらの隣には被害者たちをバラバラにした血生臭い作業場があり、排水溝からジュヨンの婚約指輪を拾い上げたスヒョンは大粒の涙をこぼす。そんな中、塾の送迎バスの運転手であるギョンチョルは、ジュヨンに続いて別の若い女性を惨殺、さらに塾生の少女を広大な畑に連れ込む。だがそこにスヒョンが現れ、真夜中のビニールハウスでふたりは初めて対峙する。スヒョンを刑事と察知したギョンチョルは、鎌を振りかざして先制攻撃を仕掛けるが、スヒョンは強烈なキックで相手をノックアウト。朦朧としたギョンチョルの左手の骨を砕き、GPSチップのカプセルを飲み込ませ、その場を立ち去る。やがて意識を取り戻したギョンチョルは、自分を逮捕することも、とどめを刺すこともしなかったスヒョンの真意がまったくわからず、再び蛮行に及ぶのだが……。
タイトル通り、ほんとに悪魔をみました・・・。
かなり直球なタイトルだな~と思いましたが、間違ってません。
悪魔でした。私も悪魔を見ました。
久しぶりに映画をみて疲れました。
そして「早く終わってくれ」と思いながら観ましたね。
後味ももちろん悪いし。
私は小学生の頃からホラー映画が大好きで「13日の金曜日」「死霊のはらわた」「エルム街の悪夢」などなど、ホラーの王道というものはすべて見てきました。サムライミ監督最高!みたいな。
そしてこのブログでもご紹介している通り黒社会映画も大好きですし、日本のヤクザ映画も大好きです。韓国映画ではパク・チャヌク監督やポン・ジュノ監督の作品が本当に好きなので、残虐もの、復讐ものはたいてい平気な私です。
が、しかしこの映画はダメでした。
というか、正直あんまり内容が・・・ありません。
「復讐が復讐を呼ぶ」「復讐には意味がない」というテーマの作品はいままでたくさんありました。特に韓国映画はこういったテーマを扱った作品はとてもクオリティが高いです。
そんななか、せっかく韓国を代表するイ・ビョンホンとチェ・ミンシクを起用したというのに・・これじゃぁ・・・って感じです。たしかにすごいんです。復讐の様が・・・。
チェ・ミンシク演じるギョンチョルは殺人を楽しみ、どんなに復讐をされても苦しむことを知らない“悪魔”そのものだし、映像もすごい。そしてグロい。イ・ビョンホン演じるスヒョンのどんどん追い詰めていく復讐劇は回を重ねるにつれて恐ろしく残酷になっていくのですが。。
ストーリーがうまく運びすぎなんですよ!
すぐ犯人がみつかるし、追いつくし、居場所もつかむ。2人が争っているドキドキ感はあるのですが、ただ、残酷な復讐が続くだけ・・・。
もっとストーリー性があれば、残酷なシーンも必要性を感じたり、より作品に厚みを感じさせることになると思うのですが、内容が薄いとただ残虐な復讐劇を見ているだけと感じてしまいます。
そんな作品ですが、最後まで見ることができたのは多分主演の2人の演技力でしょう。
イ・ビョンホンは婚約者を失った悲しみから復讐する憎悪に燃える姿、自分まで悪魔になってはいけないというギリギリの理性と戦っている表情、婚約者がうけた苦しみを相手に味合わせる残酷な復讐シーンが本当にすごいです。
そして、チェ・ミンシク。ほんと悪魔にしか見えませんでした。
オールドボーイでは復讐する側を演じておりましたが、今回は復讐される側。
人を人と思いもせず、簡単に殺し、快楽を得る。しかも殺し方が最悪・・・。ギロチンとか、鉈?でストンと首切ったり・・・。一歩間違えれば安っぽいホラーになりかねないところも、彼の演技力で最悪の殺人鬼となりましたね。復讐されても苦しみを感じない、もう人間の姿をした悪魔そのものでした。
「パイラン」ではすごくいい人を演じていたのに・・・。
最後の最後でどんでん返しではないのですが、もうほんと最悪のラストですよ。
ここで悪魔も人間なんだってことがわかるのですが、、、、ひどい・・・・ひどすぎる。。。
友人と見終わった後、グッタリでした。
もう手足に力が入りませんでした。
これ、家でみてたら途中でリタイヤ間違いなし。
おすすめしないわけではありません。ただ、「チェイサー」でもう無理!ってひとは多分無理。
【原題】 악마를 보았다
【監督】 キム・ジウン
【撮影】 イ・モゲ
【キャスト】 イ・ビョンホン、チェ・ミンシク、オ・サナ、チョン・グクァン、チョン・ホジン
【あらすじ】
ある夜、雪の夜道で車がパンクし、レッカー車の到着を待っていた若い女性が、黄色いスクールバスに乗った男に連れ去られる。地元警察は大規模な捜索を開始。まもなく川底から切断された頭部を発見する。このバラバラ殺人事件の被害者は、引退した重犯罪課の刑事チャン(チョン・グックァン)の娘ジュヨン(オ・サナ)だった。一ヵ月前にジュヨンと婚約したばかりの国家情報院捜査官スヒョン(イ・ビョンホン)は、ジュヨンが事件に巻き込まれる直前まで携帯電話で会話を交わしており、彼女を救えなかった自分のふがいなさを何度も呪う。深い絶望感に苦しむ彼は、自力で犯人を追い詰めると決心。上司に休暇を申し出、チャンが元部下から入手した捜査資料を受け取り、捜査線上に浮上した4人の有力容疑者をひとりまたひとりと力ずくで締め上げる。保険外交員を装って残る容疑者ギョンチョル(チェ・ミンシク)の実家を訪ねたスヒョンは、ひとり息子から現在の住みかを聞き出すことに成功。ギョンチョルのねぐらで女性用の下着やバッグを発見し、この男こそが犯人だと確信する。ねぐらの隣には被害者たちをバラバラにした血生臭い作業場があり、排水溝からジュヨンの婚約指輪を拾い上げたスヒョンは大粒の涙をこぼす。そんな中、塾の送迎バスの運転手であるギョンチョルは、ジュヨンに続いて別の若い女性を惨殺、さらに塾生の少女を広大な畑に連れ込む。だがそこにスヒョンが現れ、真夜中のビニールハウスでふたりは初めて対峙する。スヒョンを刑事と察知したギョンチョルは、鎌を振りかざして先制攻撃を仕掛けるが、スヒョンは強烈なキックで相手をノックアウト。朦朧としたギョンチョルの左手の骨を砕き、GPSチップのカプセルを飲み込ませ、その場を立ち去る。やがて意識を取り戻したギョンチョルは、自分を逮捕することも、とどめを刺すこともしなかったスヒョンの真意がまったくわからず、再び蛮行に及ぶのだが……。
タイトル通り、ほんとに悪魔をみました・・・。
かなり直球なタイトルだな~と思いましたが、間違ってません。
悪魔でした。私も悪魔を見ました。
久しぶりに映画をみて疲れました。
そして「早く終わってくれ」と思いながら観ましたね。
後味ももちろん悪いし。
私は小学生の頃からホラー映画が大好きで「13日の金曜日」「死霊のはらわた」「エルム街の悪夢」などなど、ホラーの王道というものはすべて見てきました。サムライミ監督最高!みたいな。
そしてこのブログでもご紹介している通り黒社会映画も大好きですし、日本のヤクザ映画も大好きです。韓国映画ではパク・チャヌク監督やポン・ジュノ監督の作品が本当に好きなので、残虐もの、復讐ものはたいてい平気な私です。
が、しかしこの映画はダメでした。
というか、正直あんまり内容が・・・ありません。
「復讐が復讐を呼ぶ」「復讐には意味がない」というテーマの作品はいままでたくさんありました。特に韓国映画はこういったテーマを扱った作品はとてもクオリティが高いです。
そんななか、せっかく韓国を代表するイ・ビョンホンとチェ・ミンシクを起用したというのに・・これじゃぁ・・・って感じです。たしかにすごいんです。復讐の様が・・・。
チェ・ミンシク演じるギョンチョルは殺人を楽しみ、どんなに復讐をされても苦しむことを知らない“悪魔”そのものだし、映像もすごい。そしてグロい。イ・ビョンホン演じるスヒョンのどんどん追い詰めていく復讐劇は回を重ねるにつれて恐ろしく残酷になっていくのですが。。
ストーリーがうまく運びすぎなんですよ!
すぐ犯人がみつかるし、追いつくし、居場所もつかむ。2人が争っているドキドキ感はあるのですが、ただ、残酷な復讐が続くだけ・・・。
もっとストーリー性があれば、残酷なシーンも必要性を感じたり、より作品に厚みを感じさせることになると思うのですが、内容が薄いとただ残虐な復讐劇を見ているだけと感じてしまいます。
そんな作品ですが、最後まで見ることができたのは多分主演の2人の演技力でしょう。
イ・ビョンホンは婚約者を失った悲しみから復讐する憎悪に燃える姿、自分まで悪魔になってはいけないというギリギリの理性と戦っている表情、婚約者がうけた苦しみを相手に味合わせる残酷な復讐シーンが本当にすごいです。
そして、チェ・ミンシク。ほんと悪魔にしか見えませんでした。
オールドボーイでは復讐する側を演じておりましたが、今回は復讐される側。
人を人と思いもせず、簡単に殺し、快楽を得る。しかも殺し方が最悪・・・。ギロチンとか、鉈?でストンと首切ったり・・・。一歩間違えれば安っぽいホラーになりかねないところも、彼の演技力で最悪の殺人鬼となりましたね。復讐されても苦しみを感じない、もう人間の姿をした悪魔そのものでした。
「パイラン」ではすごくいい人を演じていたのに・・・。
最後の最後でどんでん返しではないのですが、もうほんと最悪のラストですよ。
ここで悪魔も人間なんだってことがわかるのですが、、、、ひどい・・・・ひどすぎる。。。
友人と見終わった後、グッタリでした。
もう手足に力が入りませんでした。
これ、家でみてたら途中でリタイヤ間違いなし。
おすすめしないわけではありません。ただ、「チェイサー」でもう無理!ってひとは多分無理。
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