2010/12/06

MOSS

【邦題】 黒く濁る村
【原題】 이끼
【監督】 カン・ウソク
【脚本】 チョン・ジウ
【出演者】 パク・ヘイル チョン・ジェヨン  ユ・ジュンサン  ユ・ヘジン  ユ・ソン  キム・サンホ  キム・ジュンベ  ホ・ジュノ
【あらすじ】
20年間、音信不通だった父の死の知らせを受け、父が暮らしていた山奥の村を訪れたヘグク(パク・ヘイル)。村長(チョン・ジェヨン)と共に葬儀をすませたものの、父の死因は明かされない。へグクに対しあからさまに警戒する村人たちの視線。村の様子がおかしいことに気付き始めたヘグクは父の死因を探り始める。やがて浮かび上がる村の秘密――父の素顔、村長の正体、30年前に起こった祈祷院での集団殺人事件――秘密を握るのは村長と3人の村人、そしてひとりの女。果たして父の死の真相は、30年前の事件の真相は…?

ずーっとほったらかしにしてました・・・。
ちょっともう記憶があやふやですが、とりあえず面白かったです。
なかなか見ごたえありましたが、ラストが!!せっかくここまで盛り上がったのにどうも中途半端な・・・。もっとドカーンと対決して欲しかったです。
それにしてもこの映画、なんと上映時間が2時間40分。
しかし、最後まで飽きさせることなくどんどん引き込まれていきます。韓国映画らしい暴力シーンや流血描写がより恐怖感や緊張感が増していきます。

連絡を取っていなかった親の死の報告を受け、父親が暮らしていた村へ行くパク・ヘイル演じるヘグク。死の原因を調べているとどうも怪しいことが盛りだくさん。村長も、まわりにくっついている村人達、謎の女・・・。父親の過去、資産、異常な威厳をもつ村長、あやしい女。話が進むにつれだんだんと浮き出てくる村の秘密。

いやー、恐ろしい!人間の闇をえぐります。。
何が正義で何が悪なのか。正義と悪の境目とはなんなのか。
神とあがめられた人間の心理、それを利用する人間・・・。もうドッロドロ!!
それにしてもこの映画、ストーリーもいいけど役者がすばらしい!!
まず、パク・ヘイル。実はあまり好きな役者ではなかったけどこの映画をみて、かなりやられました。
よくよく考えるとパク・ヘイル、『殺人の追憶』にも出てましたね。あの役で。
そして、チョン・ジェヨン。特殊メイクで30代と70代両方演じております。
もうものすごい迫力でした。
彼はこの映画で賞をたしか頂いております。さすがの一言です。

30年前
30年後



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