2010/03/12

Floating Landscape

【原題】 FLOATING LANDSCAPE 戀之風景
【製作・撮影】 アーサー・ウォン
【製作】 スタンリー・クワン、上田信
【監督・脚本】 キャロル・ライ
【脚本】 ライ・ホー
【美術】 ベン・ルー
【音楽】 梅林茂
【製作国】 2003年香港・中国・日本・フランス合作映画
【出演者】 カリーナ・ラム、リィウ・イェ、イーキン・チェン
【あらすじ】
病死した恋人のサム(イーキン・チェン)が描いた絵の風景を求めて、マン(カリーナ・ラム)は香港から青島にやってくる。亡き恋人の心に最期まで漂っていたのは、彼が幼少時を過ごした青島の風景だった。
サムの日記を一日ずつ書き写しながら、冬の青島で恋人の風景を探し求めるマン。ともすると自殺衝動にかられてしまう彼女にできることは、過去の思い出に生きることだけであった。
やがてマンは、郵便配達をしながら絵本作家を目指しているシャオリエ(リウ・イエ)という青年に出会う。事故とも故意ともわからぬガス漏れ事故で意識を失っていたマンを、あやうく助け出したのがシャオリエだった。
仕事の傍ら、マンの風景探しを手伝うことになったシャオリエ。風景探しを通じて、二人の距離も次第に縮まっていく。シャオリエの優しさに気持ちが揺さぶられるマン。しかし、亡き恋人サムへの思いが徐々に自分の中から薄れていくのを感じた時、彼女の心は激しく動揺する。新たな人生を踏み出せぬまま、季節の変わり目をむかえるマン。しかし愛はゆるやかに、おだやかに、傷痕の残るその心を繕っていた・・・

あったかい映画です。青島のどことなく懐かしい風景がとても心が落ち着きますし。登場人物がみんなあったかいんです。それぞれ心に傷をかかえているんだけどみんなやさしい。
死んでしまった彼の描いた風景を探しにカリーナ・ラム演じるマンが青島まできます。
そこで郵便配達をしながら絵本作家を目指すリウ・イエ演じるシャオリエと出会い物語が始まります。一緒に風景を探すうちにだんだんとシャオリエが気になっていくんだけどやっぱりイーキン・チェン演じるサムを忘れられないですよ。忘れられないというか忘れたくないというか忘れちゃいけないというか。。。私の場合リウ・イエに出会った瞬間もう忘れてしまうでしょうね。(物語終了)

この映画、すごく印象に残るとかそういうことはないんだけどね。盛り上がるところも特にないし、めちゃめちゃ感動ってこともないけど、、なんだろ?でも見た後なんか優しい気持ちになりましたよ。いつも毒ばっかり吐いてるからちょっと自分が浄化された感じ。
あと、途中シャオリエが描いてるという設定の絵本がアニメーションででてきますが、このイラストは台湾の絵本作家のジミーという人の作品。この人の作品ってほかに映画にもなってますよね?そうそうトニー・レオン主演の「サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋」ですよ。あと金城さま主演の「ターンレフト・ターンライト」の原作もです。

このカリーナ・ラムって女優さん、以前「姐御」って映画でみたときはきっつい感じだったけどこの映画ではぜんぜん違ってびっくり。すごく素朴でデビュー当時の沢尻えりかみたい。
イーキン・チェンはもっと出てくるかなと思ったらあんまり出てきませんでしたね。そりゃそうか、死んでしまった役だからね。でも彼はほんと変わりませんね。結構もういい年齢でしょ?!
そしてリウ・イエですよ。やっぱ彼はこういう役が一番似合います。田舎の風景がなんて似合うんでしょう!こんなきれいな風景をバックに出会ってしまったら好きにならないわけがありません。
青島ってこういうとこだったんですね。ビールしか知りませんでした。
やっぱリウ・イエはこういう役がいいです。きょとん顔がはまります。でも185cm。

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