2010/04/09

Exiled

【原題】 Exiled 放・逐
【監督・製作】 ジョニー・トー
【脚本】 セット・カムイェン、イップ・ティンシン、銀河創作組
【製作総指揮】 ジョン・チョン
【撮影】 チェン・シウキョン
【音楽】 ガイ・ゼラファ
【美術】 トニー・ユー
【製作国】 2006年香港・中国合作映画
【出演者】 アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ニック・チョン、ジョシー・ホー、ロイ・チョン、ラム・シュー、ラム・カー・トン、サイモン・ヤム
【あらすじ】
かつて香港の組織にいたウー(ニック・チョン)はボスのフェイ(サイモン・ヤム)を狙撃し、逃亡していた。逃亡生活の中、家庭をもったウーは、いま安らぎの場を求めて妻子と共にマカオに住んでいる。そんな中、ブレイズ(アンソニー・ウォン)とファット(ラム・シュ)が、ウーの殺害をフェイから命じられてウーの家にやってくる。一方、タイ(フランシス・ン)とキャット(ロイ・チョン)は、ウーを守るためにやってきた。5人は一緒に育った間柄。強い絆で結ばれていたが、今は立場を違えていた。ウーが部屋に入ると、続いてタイとブレイズも家の中へ。3人は2階に上がり、同時に撃ち合うが、彼らはウーの赤ん坊の泣き声を合図のように銃を下ろす。その夜、男たちはウーの妻(ジョシー・ホー)も交えて晩餐を楽しんだ。妻子に金を遺したいというウーのため、5人は仲介屋に出向き、仕事を斡旋してもらう。選んだのは、マカオのボス、キョン(ラム・カートン)の殺害。5人はキョンを呼び出したレストランに向かうが、その場にキョンと手を組もうと企んでいたフェイが現れる。ウーがまだ生きていることを知り激昂するフェイがブレイズの胸に銃弾を撃ち込み、熾烈な銃撃戦が幕を開けた。ウーは腹部を撃たれ、車の中で息絶える。遺体を家に運んだ4人にウーの妻が銃を向け、弾が切れてもなお銃の引き金を引き続けた。4人は荒れた山地に向かい、夜、焚火を囲みながらそれぞれの夢を語り合う。そこに、フェイからブレイズに電話が入る。復讐のため4人の行方を捜しているウーの妻と子がジェフのホテルにいるが、今夜12時までに来なければ妻子の命はないという。ホテルに乗り込んだ4人は、バーの酒をらっぱ飲みし、大はしゃぎ。そこへフェイとウーの妻子が現れ、フェイはブレイズだけ残してあとの者は去れと言う。だが、男3人はウーの妻子だけ外に出し、扉を閉めた。驚いたフェイが空き缶を投げつけると同時に、銃弾が激しく飛び交った。

すばらしい。。これぞジョニー・トーですよ!!映像、役者、ストーリーすべてよし!
ジョニー・トーのマフィア映画はいいですね~。さすがのひとこと。かっこいい。男をこれだけかっこよく、そしておちゃめに撮るひとがいるだろうか。
私の中でいい男を撮るのがうまい監督がいる。
■ウォン・カーワイ
■アンドリュー・ラウ
そして
■ジョニー・トー
です。
もちろんほかにもいい監督はいるのですが私好みに撮っていただけるのはこのお三方です。
ジョニー・トーはなんとも渋い男たちをかっこよく、そしておちゃめに撮ってくれる。この映画はまさにそれ。返還前のマカオのどこかクラシックな風景に渋い男たちが金や名誉よりも友のために戦うさまはすばらしいです。そして映像がほんとにスタイリッシュ。アクションシーンをスローで見せることで迫力というより美しい。銃弾でゆれるカーテン、割れる花瓶、漂う硝煙、飛び散る血しぶき。どの場面も印象的。ジョニー・トーの映画ってわりと台詞が多くない。そこがまたいい。アジア特有の“間”というものですかね。静と動のコントラストがすばらしい!!
男たちの友情とマフィアの残酷さ、ユーモアとバイオレンスをうまく描いた作品です。

そ・し・て、なんといっても出演者が贅沢!!前にかいた「姉御~ANEGO~」も贅沢でしたがこちらも負けておりません。 中心人物としてアンソニー・ウォン、フランシス・ン、ニック・チョン、ロイ・チョン、ラム・シュー。そのボスにサイモン・ヤム!敵にはラム・カートン!もう一粒で二度おいしいですよ。おなかいっぱい!!

お気づきのかたも多いと思いますが「ザ・ミッション/非情の掟」と出演者がだだかぶり。これは続編?!と思うほど。あの作品もすばらしかったですからね。そのレビューはまた今度。

いや~、かっこいい。キャスト渋すぎ。

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