2010/07/23

Sophie's Revenge

【原題】 非常完美
【邦題】 ソフィーの復讐
【監督・脚本】 エバ・ジン
【撮影】 アルマンド・サラス
【美術】 セカンド・チャン
【製作国】 2009年中国・韓国合作映画
【出演者】 チャン・ツィイー、ソ・ジソブ、ファン・ビンビン、ピーター・ホー
【あらすじ】
人気女流マンガ家のソフィーは、アメリカ帰りの外科医ジェフと婚約。しかし結婚を前に、女優のジョアンナにジェフを奪われてしまう。破談の事を母親に言い出せないソフィーは、結婚式までの2ヶ月間にジェフとヨリを戻した上、式の当日にみんなの前でジェフを振るという復讐を思いつく。その計画にジョアンナの“元カレ”と噂される写真家のゴードンを引き込むが、ソフィーのリベンジは失敗ばかり。やがて彼女の努力は思わぬ方向へ…。

正直たいして面白くなかった・・・。
ジソプを起用した理由がまったくわからないです。彼は全編中国語の台詞を頑張って話してましたが、なぜジソプ?!ただチャン・ツィイーが共演したかったからでしょうか?
それに、たいして出演してない気が・・・。どちらかというとピーター・ホーのほうがでてました。

この映画を観てわかったのは
★チャン・ツィイーはキュートな衣装もかわいいが、金がかかってそうな洋服のほうが似合う。
★ジソプは中国映画でも困った顔。
★ピーター・ホーの衣装がとてもよく、彼もまた背も高くスタイルがいいし、育ちのよさがにじみ出てしまったため、だんだんとかっこよく見えてしまった。
★ファン・ビンビンの美しさは別格。美しすぎる。同じ人間とは思えない。

もうこれはストーリーがどうとかではなく、それぞれ出演者のプロモーションとしてみればいいんじゃないでしょうか。
チャン・ツィイーもすごくキュートで可愛いんですが、やっぱりファン・ビンビンにはかないません。彼女の美しさはもう世界基準。完璧。人間じゃない。
ジソプ
ピーター・ホー
チャン・ツィイー
そしてファン・ビンビン
美しい
美しすぎる

2010/07/12

OUTRAGE

【監督・脚本・編集】 北野武
【プロデューサー】 森昌行、吉田喜多男
【音楽】 鈴木慶一
【製作国】 2010年日本映画
【出演者】
ビートたけし、椎名桔平、加瀬亮、三浦友和、國村隼、杉本哲太、塚本高史、中野英雄、石橋蓮司、小日向文世、北村総一朗
【あらすじ】
関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織・山王会組長の関内(北村総一朗)が若頭の加藤(三浦友和)に、直参である池元組の組長・池元(國村隼)のことで苦言を呈す。そして、加藤から直系ではない村瀬組を締め付けるよう命令された池元は、配下である大友組の組長・大友(ビートたけし)にその厄介な仕事を任せる。こうして、ヤクザ界の生き残りを賭けた壮絶な権力闘争が幕を開けた。

すばらしい!さすが北野映画!
もちろんヤクザの話ではない映画もすばらしいけど、私は北野映画といえばやっぱりヤクザなんですよ!B級になりがちな日本のヤクザ映画をこんなにも恐ろしく、リアルに、そしてエンターテイメントな作品を撮れる監督は彼だけ!

冒頭に、日本が誇る鈴木慶一の音楽が流れ、スーツを着た悪そうな面々、ゆっくりと走っていく黒塗りの車・・・。私はこのシーンをみて思わず鳥肌が立ちました。めちゃめちゃかっこいいシーンです。

不条理な縦社会で怒号と叫喚、ちょっと聞いてて面白くなるくらいの「コノヤロー」という台詞、カンタンに仲間を裏切り、何一つ信用できない中での下克上の物語。
ヤクザという世界はなんとなくもう時代遅れなイメージが強いけれど、まったく古臭く感じない。今のヤクザってこうなんだなって思いました。暴力だけでなく、頭も必要なんです。ヤクザの世界でも英語は役に立ちます。
そして<暴力>を直球に描いてます。ジャパンの映画にしては香港黒社会くらいの非情な殺し方などありました。素晴らしい!
香港映画になれてしまうと、どうもカンタンに銃で撃って終わりだと物足りなさを感じるんですが、この映画にはアジア独特のちょっと陰湿で非情なシーンがあり、私的には満足です。また、<暴力>だけだとただの非情な映画ですが、そこは北野作品、ちゃんと<笑い>があります。かなりシュールですが。その<暴力>と<笑い>の対比がすばらしい!これは北野武監督のなせる業でしょう。
あと、この映画は出演者が良い。いままでの北野作品にでていた役者を一切使っていません。ちょっと残念なところもありますが、これはこれで大成功だと思います。特によかったと思うのが三浦友和と加瀬亮、そして椎名桔平。三浦友和と加瀬亮なんていままでのイメージをふっ飛ばしましたね。おとなしいけど一番恐ろしい。ギャーギャー騒がない分、静の恐ろしさをうまく演じてました。椎名桔平はもうかっこいいのひとこと。役柄もかっこよかったですね。
國村隼さんも出てましたね。超ダメな役で。彼は私の大好きな香港映画「ハードボイルド」にも冒頭の銃撃シーンで出演してるんですよ。

いろいろ北野武作品はみてきましたが、その中でも上位に食い込む作品でした。
レンタルになったらまた観ようっと。

あ、あと衣装がやっぱり山本耀司さんですね。
だと思いましたよ。だって冒頭のシーンでのスーツがちょっと違いましたよ。オシャレでした。
さすがですね。
椎名桔平かっこいい。
やっぱジャパンのノワールはたけし映画です!ジャパンのジョニー・トー。

2010/07/07

SAYONARA ITSUKA

【監 督】 イ・ジェハン
【製 作】 シム・ジェソプ、ファン・ヨンサン
【製作総指揮】 キャサリン・キム
【原 作】 辻仁成
【脚 本】 イ・ジェハン、イ・シノ、イ・マニ
【撮 影】 キム・チョンソク
【出演者】
中山美穂、西島秀俊、石田ゆり子、加藤雅也、マギー
【あらすじ】
バンコク、東京、ニューヨーク。
25年の時を超えて、あの一瞬が永遠の愛になる
1975年、灼熱のバンコク。 お金・美貌・愛に不自由なく暮らし、ただ“愛されること”を求め生きてきた沓子は、ある日、バンコクに赴任してきたエリートビジネスマン 豊と出逢う。
たちまち魅かれ合い、熱帯の夜に溺れていくふたり。
体を重ね過ごす日々がふたりの距離を縮め、沓子は人を“愛すること” こそが本当の愛だと気づく。
しかし豊は結婚を目前に控えており、日本に光子という婚約者がいた。
かなわぬ恋とわかっていながら、それでも豊を愛し続けると決める沓子は……。
そしてふたりは25年後のバンコクで、運命の再会をする――。

これは「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督、そして原作は辻仁成という日韓タッグの映画。出演者はほぼ日本人。韓国人で撮ろうかとも思ったらしいですが、やはり日本の作家の話なので日本人が演じることが一番雰囲気が伝わるとのことでオール日本人キャストになったみたいです。主演は辻仁成の奥さん、そして80~90年代トップアイドルのミポリンこと中山美穂と西島秀俊。
正直そんな期待もせず見ました。
映像はやっぱり「頭の中の消しゴム」を彷彿させる感じです。彼の映像センスとバンコクの美しい景色がうまい具合にマッチしてものすごく美しいです。映像センスはいいですね、この監督。ちょっと余計な部分もあったかなと思う部分もありますが、まぁゆるせる範囲。でも、この映画は正直ミポリンと西島秀俊のプロモーションですね。ミポリンはやっぱり美しい。化粧が濃かろうがなんだろうがやっぱり美人。あんなのに迫られたら男性はたまらんでしょう。でも気がかなり強そうなので草食系男子は無理ですね。
そして西島秀俊ですよ!彼の魅力を書きたくてブログにこの映画のレビューを載せようと思ったくらいですからね。一応「ASIAN MOVIE ADDICT」ってことですので、日本映画もアリなんですが、なーんとなく書いていませんでした。見てはいるんですけどね。
いやー、かっこいい。かっこいいですよ、西島秀俊。以前「Dolls」をみて、かっこいいなと思ってはいたのですが、まさかここまで・・・・!!大人の魅力ですね、まさに。そしてあのスタイル!この映画のためにかなり鍛えたみたいです。しかも25年後の撮影もあるのでそのためにまず15kg増量し、そのあと若いときの撮影にはいったのでそこからまた体重を落としたみたいです。すばらしい!
身長178cm、ジャパンでは大きいほうですよ。そしてあの鍛えた体。大人の雰囲気。何も言うことなしです。

日本は大沢たかおと西島秀俊でいきたいと思います。

あ、ストーリー忘れてた。
えっと、長いです。とりあえず長い。わりとレビューではいい評価をあまりみませんが、私は別にアリですよ。最後泣いちゃいましたからね。
一見強い女が実は弱く、おとなしそうな女が強い。ほんとまさにそう。男性のみなさん、実際そうなんですよ。でもこの石田ゆり子はよかったですね。そして強かった。。。
あと加藤雅也。やっぱ彼はかっこいいですね。モデル上がりだからスタイルもいいし。この映画ではちょっとくせのあるロン毛でした。すばらしい!
大人の魅力の完全ノックアウト・・・
すばらしい!
雅也発見!もっとかっこよかったんだけどな・・・